愛は 多田恵子桜

愛は語れじゃないか 坊主に

聞こえいい 唄はなくて

淋しい 淋しい 淋しい

女になりきれなくて

語れば語り継ぐ唄の尊厳を

灰皿のごみに触れては消え

四つん這いなっても さらけ出すのは

私の心

愛って 愛って 愛って

涙 涙 涙

桜もようがやけに愛しい

君だけのガラスの破片は残っているよ