喜びと哀しみと祝杯 多田恵子桜

喜びと哀しみ和かち合って

皆 生きている

私が外出すると

人の生き死にが

想像絶するほど

待っている

それでも人間

現代に寄り添って

生きるのが常だと

深く想った

そんなときはバーボン

片手に持って祝杯あげてみる

私が居た