廻り道 多田恵子桜

冷めた心に

ただ、寝てればいいと

いつものように

からかわれた私は想う

どうにもならないことよ

世捨ての心しか浮かばぬ

病む首の痛さに悩む心

足走らせ廻り道をすれば

薫るつつじの香り

愛とわかっていたことも

今では遠い幻

愛してるの一言残しては消えた