夏に近い午後

真夏の風が吹く

ニヤリと勝手に頬が笑う

焼けるたばこの匂いはどくだみ

これが ただただ 恋しい

勝手に振る首

ぼおうとした 顔

勝手に 動く口

自分の身体の 何が恋しい?

真夏の風は爽やかで

私を嫌し続けた

はあ 切ない

はあ 恋しい

彼の先ほどの電話の声が…

美味しいものが食べたい

風にあたりながら…

それでも 愛おしいものは

出てくる