銀の雨

銀の雨

こんな日は辛くて居たたまれない

どこかに行きたい

ぶらっとでいいから…

道端に並ぶ樹木を見る度

秋が訪れてることを知る

白樺の皮が樹齢ではげてるように

私も歳を重ねたことを改めて

感じる50歳の秋

 

雨は冷たく樹木を破る

さらけた木は心が痛い

私の心も銀の雨が降る

悲しくて棘のある言葉に

ただ辛くて居たたまれない

あの昔父と見た綺麗な白樺林が見たい

そう感じる50歳の秋